katakuruの日記

しゃべり下手のおじさんが、太らない習慣を手に入れた方法を干からびるまで絞り出します。たまに育児を筆頭にした雑感も愛を持って書きます。

「甘えの構造」を知るYouTuber「ゆうしゃ」

甘えの構造とゆうしゃ

 

 

「甘え」の構造

 

精神科医で精神分析学者の土居健郎氏がそこで甘えるという行動の評価をしてその切り口が行動心理学や精神分析学の分野で賛否共々大きな反響を読んだ。2007年まで新稿の追加を続けながら増刷を続けてきたロングセラー本だ。甘えに当たる言葉が他の言語に見当たらないことから着想し、日本人が集団内で調和を重視する心理をもっていて、封建的・縦社会的・他者本位的な日本人文化から起因しているとした「甘え」を日本人特有のものと提起している。

 

この甘えは非言語的な行動であり、甘えている本人はそのことに意識することはまずない。甘える自覚なく甘える人が大多数である。その無意識に甘える時には潜在的にはどのような心の動きをしているのかと考えると、相手の自分への好意を分かっているために相手にとって自分との関係性をつなぎ止めておくことのメリットがある場合や、完全に身内の間柄である場合などに甘えることが出来る。完全に無関係の人と身内では言葉遣いや気の張り方が違うのは、接する際に甘えられるかどうかに差があるからである。

このように非言語的な甘えは、自覚することはまず無く甘えられている側も意識することは無い

 

ここで唐突だが、ゲーム実況YouTuberの方を一人紹介させていただきたい。

 

YouTuber「ゆうしゃ」の凄さ:行動分析力


#4【雑談オンリー】人が呼べる雑談配信を目指す【2018/1/24】

 

ゆうしゃ氏はフリーランスで生きる30代後半男性。

上に貼り付けたのは約2年前の動画でオフ会感想雑談の生配信の動画なので、これに関しては一見さんが見て面白いものではない、とはっきり言っておくが見ていただきたいのがこの中の終盤の終盤、1:03:45からの締めの発言である。

 

オフ会参加者に対し、参加しなかった人に比べた優遇を今後も一切しない。そこにオフ会参加者を気遣った言葉掛けなどは一切しない。

 

と断言しているが、彼は続けてこう表現している。「あなたがたに甘える」と。

今後特別扱いをしないということを、オフ会参加によって自分との深い関係が生まれたリスナーに、甘えるという語彙を選んで宣言しているのである。

 

非言語的で無自覚に行われることが当たり前の「甘え」を、言葉で宣言して行えるという彼の自己行動分析力が表れているのが分かる。土居氏の「甘え」の定義や評価は当時反響があったほどで、漫然と生活しているだけではそれを自覚するなどありえない。それほどゆうしゃ氏は日常を明晰に捉えているということだ。

 

ゲーム実況者「ゆうしゃ」の魅力

そんな彼のYouTubeでの配信はゲーム実況が主である。ゲームの配分としてはレトロゲーム多めで、最新のコンシューマー機やPCゲーム、スマホのソーシャルゲームも扱う。彼の戦略は30代や40代ほどの所謂「おじさんおばさん」をターゲットに考えており、一番の厚い客層となるはずの10代の層をあえて捨てている。ゲーム実況者として中心的な存在の他配信者はキッズ層を狙った編集やゲーム選びをするので、チャンネル登録者数は確かにとんでもない伸び方をしている。しかしゆうしゃ氏は、中年層を狙ったゲーム実況に関わらずチャンネル登録者1万人を超えている。さらに中年層ファンの分別の良さとゆうしゃ氏の振る舞いの巧さにより、彼の配信のチャット欄やコメント欄は非常に落ち着いていて、他の配信者の羨望の的でもある。

ファン層の質の良さがファンの居心地の良さを生み、惹きつけて離さないのである。

 

視聴者の間で彼の魅力として必ず挙がるのがそのトーク力である。ゲーム実況者の多くはゲームの内容頼りだったり編集頼りであることが多い。ゆうしゃ氏の実況動画はほぼ無編集である。今後編集を入れていくかも知れないので私が勝手なことは言えないが、2019年2月時点で上がっている動画はほとんどがカットなしで録画したものである。無音声部分や盛り上がりに欠ける部分などをカットししゃべりの空隙をなるべく狭めて見やすくコンパクトに仕上げる編集は、おそらく他の実況者にはよくあるだろうし当然のことである。しかし驚くのは、ゆうしゃ氏のノーカットとは思えない実況音声の密度の濃さである。しかもきちんと実況音声として意味をなす発言ばかりである。

これを成せるののはトーク力によるものだけではない。マルチタスクの精度の高さである。彼のゲームをしながらのトークは、矢野顕子のピアノの弾き語りのような職人技である。

 

「ゆうしゃ」の動画をおすすめしたい人

やはり彼の狙っている30代以上の中年層には特にオススメしたい。彼の扱うレトローゲームのジャンルは多岐に渡る。というより全ジャンルを網羅している。

ファミコン・スーパーファミコン・初代プレステぐらいの時代にゲームに熱狂した思い出のある方は是非、友達か兄弟がゲームをしているのを隣で見ている感覚で視聴してみてほしい。

 


#1【実況】FCキャプテン翼2「ゆうしゃ、サッカー好きか?」【ファミコン/レトロ】

 


【実況】FC 桃太郎伝説 「つっこみどころしかない」 #1【ファミコン】

 


#1【実況】クロノトリガー「時間を超える」【PSアーカイブス】

 

彼のチャンネルに行くと、動画数の莫大さに驚くだろう。私は3年半以上のファン歴になるが同じ動画の再生リストをヘビーローテーションしすぎて(そういうファンも多い)全作品を網羅できていない。ゲームファンの方はきっと好きなゲームを彼のチャンネルの中に見つける。しかし見始めてみれば、扱っているゲームはどれであろうとのめりこめる彼の実況力と人柄にすぐに気付くだろう。

 

最後に 

彼はファンに囲まれる。そのファンは自分の力で集めた人たちであり、だから「甘え」られる。

自分が作った甘えられる人たちこそが、最高の財産だと彼は言う。

 

 

ともかくゆうしゃ - YouTubeに遊びにいき時間を忘れてみてほしい。

 

 

 

 

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